Hender Scheme / エンダースキーマ
身体的、生物学的性差を示すセックスに対して、ジェンダーとは、社会的、文化的な性差を意味する。Hender Scheme(エンダースキーマ)ではセックスによる性差を尊重しながらも、身なりにおいてジェンダーを介することなく、人間の経験や環境によって構造化されたジェンダースキーマを超越した概念を提唱する。
Hender Scheme(エンダースキーマ)というブランド名は、心理学用言Gender Schema(ジェンダースキーマ)からの造語。
Gender頭文字のGを、アルファベット順で一つ超えたHにすることによって、コンセプトにある「ジェンダーを超える」を表現しています。
社会的性差(gender)の分野に属する「デザイン」において“男女の性差にとらわれずgenderを超えて自由にデザインすること”をコンセプトに、モードとクラフトのバランスを重視し、バランスのとれた“モノ”をデザインしています。
http://henderscheme.com/
初めて見たのは鳥取のとあるお店。
かなり高額なモノだけにただただ見つめたり手にとってみたり。
誰もが一度は目にした事のある有名キックスへのオマージュとして全行程を職人の手作業で作られるエンダースキーマの代名詞的アイテムと なっているこのシリーズ。
こちらは「NIKE AIR JORDAN4」をモチーフにされています。
他にはVANSの「ERA」、ADIDASの「マイクロペーサー」、REEBOKの「エイリアンストンパー」をモチーフにしたものもあります。
スニーカーを工業製品として捉え、それをあえて異なる「手作業」という形で生産する事で
独特な空気感、雰囲気が生まれています。
素材に関しては、タンニンなめしの革を使用し、
スニーカーを履き込んで革の味を出していくという今までに無い全く新しい楽しみ方を提案。
ディテールを忠実に再現しながらもすべての素材を有機物での制作にこだわり、本来は紐や金具で仕上げるであろう要所も全て革で制作。
タンニンなめしの革は特性上、水を含むと柔らかくなる為、着用の程に馴染みが生まれ、色は深みを増してきます。
細かい箇所やソールまでも全てレザーで仕上げた作りや時間を費やす生産工程、またそれによって生まれた独特の雰囲気は、単なるオマージュでは無く
全く新しいものとして生まれ変わったエンダースキーマの完全オリジナルな一足と言えるのではないでしょうか。
履いて一ヶ月、半年、そして一年後、二年後....
と履いていく先が楽しみな新しい大人のレザーシューズ。
履いていく事で濃く深みの増す色合いの変化や
徐々に足に馴染んでいく感覚、
この革靴だけの経年変化を楽しめるという。
経年変化を楽しむのが好きな自分にとっては一度は履いてみたいレザーシューズなんであります。